テレワークでのweb会議やゲーム配信などで近年ますますマイクの需要が高まっています。
マイクには様々な種類がありますが、個人的におすすめなのがUSBにつなぐだけで使えるUSB型のマイクです。
今回は数あるUSB型マイクの中で、ダイナミック型で比較的安価という、FIFINEのK658をレビューしたいと思います。
本記事はメーカー様より商品を提供していただき、記事を作成しています。
FIFINE K658の仕様


| 形式 | ダイナミック |
| 電圧 | 5V |
| 電流 | 150~200mA |
| 周波数 | 70Hz-15KHz |
| 指向特性 | 単一指向性 |
| 接続端子 | USB |
| 感度 | -50±3dB |
| S/N比 | ≥-70dB |
| 最大SPL | 110dB |
| 対応機種 | Windows MacOS PS4 PS5 |
| 商品重量 | 1.1kg |
| 保証期間 | 1年間 |
| 参考価格 | 11,900円 |
FIFINE K658の外観と付属品


FIFINE K658の付属品一覧です。詳しく見ていきます。


背面にはUSB出力端子と自分の音声をヘッドフォンなどでモニタリングする際に使う、イヤホンジャックがあります。自分の音声だけでなく、PC内の音も聞くことができます。


USBケーブルです。Type C→Type A USBケーブルです。Type C側はマイクに、Type A側はPCに接続します。


金属製のナットです。マイクをショックマウントに固定させる際に使います。


3/8"→5/8"変換ネジです。マイクをマイクアーム(付属品ではない)に取り付ける際に使用します。


FIFINE K658の組み立て手順


マイク本体をショックマウントに装着します。ちなみに向きが決まっていますが、シールで注意書きされているので、間違えることはないと思います。


三脚の脚を広げます。そしてつまみネジを緩めて角度を調整します。
FIFINE K658の使用方法






ミュートボタンをタッチすると、ミュートのオン、オフを切り替えられます。緑点灯はミュートオフで、録音可能な状態です。赤点灯はミュートオンで録音不可能な状態です。


ミュートボタンの周りのつまみはゲイン調節つまみです。マイクの入力ボリュームを調節できます。




マイク下部のRGBのON/OFFボタンを押すことで、RGBのオン、オフを切り替えることができます。


マイク本体は回転させることができます。例えば、ミュートボタンを誤って押さないように、回転させて下向きにすることができます。


音声収録はマイクと自分の口との間の距離をつめることが重要です。口とマイクとの間の距離は、だいたい5cm位がベストだと思います。


FIFINE K658の音質チェック


FIFINE K658で正面から収録
AKG Lyra-Y3で正面から収録
FIFINE K658で真横から収録
AKG Lyra-Y3で真横から収録
FIFINE K658でキーボードの打鍵音を収録
AKG Lyra-Y3でキーボードの打鍵音を収録
正直、どちらも甲乙つけがたいです。強いて言えば、FIFINE K658の方が低音強めで、AKG Lyra-Y3のほうがスッキリした印象です。
音質に関して、どちらが上かはっきりと結論づけるのは難しいですが、AKG Lyra-Y3のほうに軍配が上がりそうです。
ただ、指向性に関してはFIFINE K658が圧勝しています。AKG Lyra-Y3だと真横から収録しても結構声を拾います。一方、FIFINE K658だと、ほとんど声を拾いません。
また、キーボードの打鍵音もAKG Lyra-Y3では音を拾いまくりですが、FIFINE K658の方は音をあまり拾いません。
総合的に見て、AKG Lyra-Y3のほうが扱いやすいと思いました。
FIFINE K658の良かったところ・悪かったところ
| メリット | デメリット |
|---|---|
| そこそこ良好なマイク音質 指向性が優秀 ミュートがワンタッチで切り替え可能 ショックマウント付属 USB型ダイナミックマイクとしては低価格 | ヘッドフォン出力端子の音量はマイク側で調整できない |
まとめ
AKG Lyra-Y3を使っていて正直、マイク音質に不満はありませんでした。ただ、集音性の高さゆえに、環境音を拾いやすいというのが最大のデメリットでした。
FIFINE K658では環境音を拾いづらく、しっかり自分の声だけを拾ってくれます。マイク音質も及第点なので、今後のメインマイクはFIFINE K658にしていく予定です。
動画はこちら↓。









